単なる『名入れ』商品と一からオリジナル商品を作成する事の違い。
今日も朝から電話でのお問い合わせがありました。
開口一番
『HPを見てお電話しました。御社はタイベックのエコバッグを作っているようですが、どんな形のバッグがありますか?』
との質問。
この質問、実はとても、とても、とても多いです!!
この質問も昨日書いた文章と同じく、中国からオペレーションしていた時には無かった種類の質問です。
何故かと考えてみると、日本はオリジナル商品というと、殆ど『名入れ』である事が多いからです。
『名入れ』というのは、既に作っている商品にロゴやデザインをプラスで印刷する事です。
具体的には、既に既製品として縫製が終わっているTシャツにデザインを印刷したり、よくある無地の生成りのトートバッグにロゴをプリントしたりする事を指します。
弊社は、既製品の在庫を持っているわけでは無く、アイディアをベースにして1から商品を作成していきます。
その際に、いつも『名入れ』の商品と一から作る際の差を説明しているのですが、その内容をこちらで紹介したいと思います。
目次
『名入れ』商品のメリットとデメリット
名入れ商品は基本的に、日本に在庫がある既成品にプリントを施す程度の事を指します。
そのメリットは以下です。
1.(既に日本に在庫がある商品にプリントするだけなので)超小ロットでの対応が可能。
2.(既に日本に在庫がある商品にプリントするだけなので)納期が早い。
3.印刷可能範囲にロゴやデザインを印刷するだけなので、簡単にオリジナル商品が出来る。
デメリットは以下です。
1.既製品に印刷を追加するだけなので、デザイン上の制約が多い(印刷範囲等明確に決まっている)。
2.既製品は色が多くないので、特殊な色が無い事が多い。
3.既製品は形状が決まっているので、形等の仕様を変える事が出来ない。
※超小ロットの定義は100個以下です。
一から作る場合のメリットとデメリット
1から商品を作る場合のメリットは以下です。
1.一から作るのでデザインの自由度が高い(プリントしてから縫製に入るので、印刷範囲の制約は少ない)。
2.生地色を指定できるどころか、素材から選ぶ事が出来る(コーポレートカラーに合わせたり、自由度が高い)。
3.形状も仕様も自由に選ぶ事ができる。
デメリットは以下です。
1.超小ロットでの対応は難しい
2.基本的に在庫が無いので納期は長くなる。
3.一から作るので、デザインを確定する迄に迷いが多くなる事がある。
※超小ロットの定義は100個以下です。
※弊社では商品の仕様にもよりますが、簡単なものですと100個から対応可能です。
弊社は一から商品を作成しています。
今日の問い合わせの回答としては、自由に指定出来るので、今までの商品作成実績を送付して、イメージに合うものを選んで頂きしました。
一から商品を作成する場合は、弊社は非常に便利だと思います。
日本で作成しようとしても、今は縫製工場自体が少なく、その中でも雑貨を対応している所は少ないそうなでの、急な対応は難しいそうです。弊社は中国に自社工房がありますので、臨機応変に対応する事が可能です。
よくオーダーとしてリクエストがあるのが、
・イベントのテーマカラーに沿った生地色を使用したい。
・会社/学校のカラーを使用したい。
・具体的な使用場面が決まっていて、それに合わせた仕様を実現したい(例:ホテル内で使うバッグで、カードキーを入れるポケットを作りたい。収納場所の大きさが決まっているのでその収納場所に収まり、指定の向きに名札を入れる透明ポケットをつけたい等)。
・学校の指定バッグで今まで使っていた商品だが、指定業者が廃業したので今までと全く同じ仕様のものを継続して作成して欲しい。
・雑貨を数種類同時に作って、それをセットに合わせて納品して欲しい。
とまあ、臨機応変に対応可能していますので、単なる名入れではない、少し拘りたい商品を作りたい場合には、弊社を選んで頂けると良いかなぁと思います。
※2019年3月26日追記:タイベックの日本名入れやどんな商品をどれくらいの量で作れるか、『オリジナルグッズ作成』のコーナーで、まとめて閲覧できるようにしました。
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