犬服 ペット服のOEM生産
そもそも広州に工房を作ったのは、犬服(ペット服)のOEM生産の管理が大変だったからです。
当初は、事務所にパタンナー雇ってサンプルルームを設置して、量産は外部の縫製工場に委託していました。
当時(2006年-2007年頃)は、中国で犬に服を着せている人等ほぼいなくて(犬肉食べてる位だし)、もちろん見たことのある人も、ましてや縫った経験のある工場なんてほとんどありませんでした。
そんな中で、サンプルと仕様書を見せてもなかなか理解してもらえず、生産が難しかったです。
何に苦労したかというと俄然
サイズ!!!
そう、犬服のサイズは、我々が経験したもので一番多い時は10サイズ位あり、しかも、ダックスフント用のMと普通のLとMの差とか、無茶苦茶微妙で、パーツが小さいだけに、本当に管理が大変なのです。
外注しても、殆どの縫い子さんが慣れていないのでミスも多く、ミスを事前に防ぐ為に、弊社のスタッフを外注工場にへばり付きで常駐させ、時には我々全員でチェックしに行くという力任せな事を2年ほど経験し、最終結論が
自分たちで管理&生産した方が効率がいい。。。
という事で、縫い子さんを雇い、小さい縫製工房を設置することにしたのです。
そうやって
工房を設置したのが2008年の春。
そう、2008年。。。
その後、翌年まで年間1万着程受注していた犬服のOEMオーダーがリーマンショックの影響で0になり、それで雇ってしまったスタッフにあげられる仕事を、作らないといけない!ということでエコバック等の雑貨の案件を社内で対応することにしました。
数年後、別のお客様のオーダーで別の犬服のOEM生産を受けることとなりましたが、それも5年程でなくなりました。
犬服のOEMは、突然なくなる事もある、という事が身にしみたので、今度はオリジナルを作ろうとしていますが、企画等なかな難しいです。
ちなみにオリジナル商品は、こういうのを作っています。
ワンコが着るとそれなりに可愛いです。
こちらもオリジナルのデニムです。ここに載ってる商品です。
最近は、中国でも服を着ている犬がたくさん見られるようになりましたし、それに伴い経験のある縫製工場も増えていると思います。
ただ、ロットの問題があるので、日本向けの生産数を対応してくれる工場を見つけるのは、まだまだ難しいと思います。
弊社は、先の事情(長期的なビジネスになりにくい)で積極的にペット服のOEM生産を受けてはいませんが、アイテムによっては、単発で小ロットからOEM生産も受けられますので、ご興味ある方、お気軽にお問い合わせください!
※2017年9月4日追記
最近、犬服OEMのお問合わせが増えて来たので、犬服OEMに関するQ&Aの固定ページを設けました。
こちらも事前に合わせて確認して頂けると幸いです。
※2017年9月13日追記
オリジナル犬服『Angeravi(アンジェ・ラビ)』のECサイトをOPENしました。どうぞ、参考にこちらも見てくだされば幸いです。
※2019年1月16日追記
Q&Aに記載もしていますOEM生産条件でお問い合わせでガッカリされてしまう事が多いのが生産数量の件です。
わざわざお問い合わせ頂いたのに、合わないと申し訳ありませんので、こちらでも明記しておきます。
『何枚程度から生産可能なのでしょうか?』
→1SKUで30着~50着、合計で200着程あれば、大体のオリジナル商品は作成可能です。
※SKUは最小管理単位 (Stock Keeping Unit) の略。弊社の場合は1デザイン/色/サイズで分けています。
※2021年1月20日追記:現在新規のOEM案件はお断りしております。理由は、コロナの影響で中国への行き来が出来なくなった事で、既存のお客様の対応が増え、中国側の負担が増えた為です。単純な仕入れやセミオーダーとは違い、犬服は細かく仕様を詰めていく必要があるので中国サイドのスタッフの負担が大きくなります。頻繁な海外出張が難しい現状では、新規のお客様案件はお断わりさせて頂く事としました。ご理解よろしくお願いいたします。