中国の大型連休前後のオーダーにはご注意下さい

10月1日は中国の建国記念日、『国慶節』です。

2020年は、10月1日が中秋節にあたり、お休みにお休みが重なってしまいます(2019年は10月4日で、同じ状況でした)。

ということで、国から定められた法定休日は10月1日~8日迄ですが、実際には出勤日になっている土日に休む人もいるので10月11日迄休む人も多いです。10日間程色んな事が止まります。

大型連休の前後は、工場へのオーダーやら物流が集中するので、本当に注意が必要です。

特に2018年(関空が冠水した台風)と2019年(関東直撃の台風)の2年連続の台風の影響で、この時期は前もって荷物を出荷する会社が多いので、9月中旬から物流が混んできます。2020年は、コロナウィルスの影響か、全体的に物流の量が多くないうえに台風が来なかったので、スムーズなようです。ただ、9月初めまでは色んな事を考慮して前もって納品する事に苦慮していました。

付き合いの長いお客様には何度も説明していますし、経験もあるので、理解してくださっている会社様が多いですが、中国の事情をご存知無い方には前もっての説明が必要なんだなぁと今回本当に勉強になりました。

中国の旧正月(春節)休み、5月の労働節休み、10月の国慶節休み、の3つの期間は本当に注意が必要になります。

特に、旧正月前は、返品になったよくない材料を使い切ってしまおうとする業者が多くなったり、工員さんも先に帰省してしまって人員不足になったり、普通の時期よりも生産環境が良くないです。前もって準備をする必要があるので、本当に注意して下さい。

あ、もちろん単なる仕入れの場合も同様です。基本的に中国の市場にあるものは工場余剰品や問題のあるものが多いので、そこでのアリモノを仕入れするのはお勧めしませんが、旧正月前は本当に酷いものが山盛り混じって来ることが多いので、単なる仕入れでも時期を選んだ方が良いと思います。

※2021年9月29日追記:最近こちらのページへのアクセスが多いので現状を記載します。東南アジアのロックダウンの影響で、夏ごろから東南アジアに流れていたオーダーが中国大陸に来ています。アパレル関係は、従来5-7月は基本的に閑散期ですが、今年はこの時期でも、どこも忙しいです。しかも夏以降停電が酷く、生産スケジュールが読めない状況です。

加えて、去年からの物流の混乱も相まって、納期が読めないです。

これから繁忙期に入ってくるので、国慶節明けから旧正月迄大変な状況が続くと予測されます。スケジュールは、早め早めに動いた方が安全です!

中国での生産に関して質問がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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